INTERVIEW SECTION01

「好き」がそのまま
活きる仕事。

ゲーム会社の花型といえば、開発職やプロモーション…と思われがちですが、実はセールス職は「ゲームが好き」という気持ちがそのまま活きる本当に面白い仕事だと思います。 アトラスの営業職は他メーカーの営業職とは少し異なり、店頭に置くポスターなどのツールを用いた販促企画や販売本数の分析・管理が主な業務となっており、法人営業(販売店舗や通販サイトのバイヤーに対しての商談)はグループ会社である株式会社セガの営業担当に同行します。 バイヤーの皆さんは普段から多くのゲームを目にして、プレイされています。 アトラスタイトルもその中のひとつですが、大変嬉しいことにシリーズファンの方も多いです。 そのため私は、自分自身が実際に作品を体験した上で、心惹かれたポイントやこれまでのシリーズとの違いなど、いちゲームファンとしてのリアルな感想をお伝えするようにしています。 バイヤーの方も私も、仕事上の肩書きを外せば同じユーザー同士。 他の誰かが作成した企画書やリリース記事に沿ってただ説明するよりも、自分の言葉で熱量高く語ったほうが、より作品の魅力に共感いただくことができると思っています。

INTERVIEW SECTION02

まだ誰も知らない、
完全新作の魅力を
伝えるために。

これまで多くの作品に携わってきましたが、中でも2024年10月に発売した『メタファー:リファンタジオ』のセールスは特別な思い出になりました。 ペルソナシリーズを手掛けたクリエイターチームが制作する完全新作。 「PROJECT Re FANTASY」として発表されてから8年の時を経て発売となった大作で、社内外を問わず周囲からの期待は非常に大きいものでした。 しかし完全新作であるがゆえに、他のシリーズタイトルとは異なり、この作品の世界観やゲームシステムなどの魅力が知られていない状態。 まずは店頭の販促スペースを確保してもらえるように、バイヤーの皆さんには実際のプレイ映像を用いてプレゼンすることから始めました。 「売りたい」と思っていただけるように意識したのは、私たちがこの作品に懸ける熱量を伝えきること。 クイエイティブにはどんな想いやこだわりが詰まっているのか。 イベントの開催やグッズ販売など、どんなプロモーション戦略を立てているのか。 開発職のメンバーから制作秘話を吸い出したり、プロモーションやライセンスチームと連携しながら、売れる根拠を入念に説明していきました。

INTERVIEW SECTION03

愛され続ける
戦略を立てる。

ここまでパッケージのセールスについてお話しさせていただきましたが、今や販売チャネルは多様化し、デジタル版のダウンロードも当たり前になりました。 昔に発売された作品も、現行機であればいつでも購入できます。 そこで私たちに求められるのは、単に発売日に買ってもらうための戦略ではなく、長く売れ続けるための戦略を立てること。 ユーザーが「次のシリーズが出たら絶対に買いたい」「過去の作品もプレイしてみたい」と思えるように、作品への愛着を育む必要があります。 これはセールスに限らずアトラスの取り組みとしての話になりますが、たとえば、過去作品の周年記念イベントやセールを開催し、新しいユーザーが作品を知るきっかけをつくる。 キャラクターグッズを幅広く展開し、作品の世界観を身近に感じてもらう。 そんな一つひとつの仕掛けによって、ユーザーの「好き」が高まれば、それが次の作品の成功にも繋がると信じています。 営業活動に留まらず、様々な戦略に思考を巡らすこの仕事は、決して簡単ではありません。 しかし、自分が純粋に好きな作品だからこそ、1本でも多く売れてほしいと全力を尽くせる。 これからも、ゲームに対する自分の想いや感性を大切にしながら、作品の魅力を世界中のユーザーに届けていきたいです。

SCHEDULEセールスの一日

10:00
出社
メールやスケジュール、
タスクのチェック
11:00
タイトルの
予約数・販売数の管理
12:30
ランチ休憩
14:00
タイトルごとの定例MTG.
16:00
セールスチームの定例MTG.
17:00
販促ツールや店舗特典の監修
18:00
資料作成
19:30
退社
開発・非開発含め
タイトルに関わる
主要スタッフ一同のMTG.
ポスターやPOPなどの
販促ツールは
プロモーションチームや
開発チームと一緒に
作り上げます。
退社後もゲーム三昧!