[ 社員たちの声 ]
QAテスター
[2011年中途入社]
2011年入社。過去の担当作品は『世界樹と不思議のダンジョン』『ペルソナ5』など。デバッグリーダーやQAマネージャー、プランナーも務める。
主人公
(女神異聞録ペルソナ)
[彼のお気に入りのキャラクター]
INTERVIEW
緻密な検証作業で重要なのは、
常にユーザーの目線に立つこと。
私はゲーム好きだったのと、細かい作業も苦にならない性格だったこともあり、学生時代からQAテスターとしてアルバイトをしていました 。QAテスターとは、開発中のゲームをテストプレイし、不具合=バグを見つける仕事です。やってみるとバグを発見する作業が思いのほか楽しく、自分の性分に合っているなと感じました。大学卒業後も別の会社でキャリアを重ねていましたが 、この仕事を続けるのなら、自分の好きなゲームを作っている会社で働きたいと考えるようになり、アトラスへ入社しました。念願かなった今、毎日の仕事で心掛けているのは常にユーザーの目線に立つことです。QAテスターは開発部署の中で最もユーザーに近いポジションだと考えています。検証項目に沿った動作チェックだけではなく、ユーザー目線から面白さや遊びやすさも含めて徹底的に検証することを心がけています。また、作業するだけでなく、チームメンバーのマネジメント業務も私の日々の仕事の一つです。各メンバーが作成したレポートに目を通して、バグの見落としがないか再確認をしたり、タイトルのリリースに合わせて必要な人員の調整もしています。開発が同時に進んでいる場合には、他の部署ともしっかり連携しながらスケジュールや予算を調整していく必要があります。
こだわりのつまったアトラスのタイトル。
開発チームの一員として
品質維持に努める。
アトラスのタイトルは、どれもこだわりが強いものばかりですので、その分、動作や仕様も複雑になります。だからこそ細かい確認が重要で、私たちの役割も大きいといえます。発生したバグを報告するだけでなく、そのバグを直すことでゲーム全体にどういう影響があるか、類似のバグや同様のバグが他にも存在しないか、など一歩踏み込んだところまで確認します。時には修正方法について開発チームと議論することもあり、チームで一緒にゲームを作っているという意識が芽生えます。アトラスでは、QAテスターと開発チームとのスムーズな意思疎通が可能ですので、それがタイトルの品質管理と向上につながっていると感じています。
進化するゲームの性能に対応し、
ユーザーの信頼を守る。
QAテスターにとって、気になることをそのままにせず、原因を明らかにしようとする姿勢が最も大切な資質だと思っています。繰り返し検証する中で、少しの違和感が、バグによるものだったということはよくあることで す。ユーザー目線に立つことが何より大切なので、QAテスターに興味を持たれた方は、遊ぶ側の視点を常に持ち続けてもらいたいです。技術の進歩に伴って、ゲームにも新しい機能が次々と増えています。その分仕様も複雑になり、難易度も上がります。ゲームが進化したとしても変わらない品質を保証するためには、どんなに細かいバグでも発見する視野の広さや、デバッグ機材やハードメーカーごとに定められたさまざまな専門知識を身につける積極性が必要です。私も学び続ける姿勢を忘れずに、ユーザーから高く評価されるタイトル創りに貢献していきたいと思っています。
A DAY[QAテスターのとある一日]
10:30
出社、メールチェック
11:00
開発陣との打ち合わせ用資料作成
12:30
ランチ休憩
13:30
デバッグ業務
15:00
チームごとの進捗や問題を確認
17:00
開発陣との打ち合わせ
19:30
退社(繁忙期はもう少し遅くなることも…)
Q&A
- 思い出の作品は何ですか?
- 『女神異聞録ペルソナ』。20年以上前に初めてプレイしたアトラスのゲームであり、このゲームに出会ったことでアトラスのゲームの世界観に魅了されました。
- 尊敬する人は?
- 伊集院光さんのラジオ番組をよく聴いています。氏の考え方や物事の見方が良い意味で常軌を逸しており、QAテスター的思考の参考になっています。
- 好きな言葉は?
- 「頑張らなくて良いから結果を出せ」。以前働いていた会社の先輩に教えられ た言葉です。QAテスターはバグが出なければ1日ゲームで遊んだだけで終わってしまいます。どうすればバグが出るのか、ユーザーはどういうプレイをするのかを常に考えながら取り組む必要があるというデバッグの本質を突いた言葉だと思います。
- 得意なことは?
- 物事に動じないこと。QAテスターの仕事でさまざまな不可思議な現象を見てきた影響なのか、気付いたらささいなことでは動揺しなくなっていました。